こんにちは。
長岡です。
FXを取り組む上でまずわかっておいて頂きたいのは、
100%勝てる手法はないということ。
「FXで勝てる手法」というのは100%勝てる手法ということではなく、
「トータルで利益を出せる手法」ということです。
このことをちゃんと理解していないと、
トレードをする上でちょっとまずいです。
FXで利益を出すためには、
トータルで利益を出せる手法(例えば勝率7割の手法)で、
例え何度か連続で負けたとしても、トレードし続ける必要があります。
相場は必ずしもセオリー通り、理屈通りには動いてくれないので、
いくら勝てる根拠のあるポイントでエントリーしても、
全然予期しない動きをする場合もありますし、
10回、20回とトレードしていけば何度かは負けるんですよね。
そういったときに自分のトレードを信じることが出来るか、
ということが重要になってきます。
(エントリーポイントを絞って利益を取れるポイントを厳選すれば、
勝率8割~9割も可能です)
勝率7割のトレードをしている場合、
何度か負けたとしても、
トレードし続けていればトータルで利益を出せます。
では結局勝率7割のトレードをどのようにするのかということですが、
トレーダーの売買を利用してトレードしていけば、
勝率の高いトレードが可能です。
相場はトレーダーの売買によって動きます。
簡単に言うとトレーダーたちが通貨を買えばレートは上がり、
売ればレートが下がります。
で、それは買いと売りの戦いです。
新規エントリーの売買だけでなく、
買いポジションを持っているトレーダーの利益確定や損切りなど、
決済売りによってもレートは下落します。
売買している資金量が多い方が勝ちます。
上の画像のように下落していくのは売りの方が強いからです。
売り注文が多ければ大きく下落するので、
それと同時に売りポジションを取れば利益を取れます。
ではどのタイミングでエントリーすればいいのかということですが、
そこで短期足を使います。
例えば短期のトレンドフォローについて説明してみます。
長期足で上の画像のような形になっていく途中、
短期足を見て図の赤枠の部分の値幅を抜きます。
図の黒線のトレンドは長期足なので1つのトレンドに見えますが、
当然、その波の中にも短期の波が存在します。
上昇の流れの中で短期の上昇を取る。
下降の流れの中で短期の下降を取る。
という風にすれば勝率が高くなります。
トレード手法は大きく分けて「順張り」と「逆張り」の2種類がありますが、
基本的に順張りを狙えばOKです。
ただし、逆張りだと勝てないと言っているわけではなく、
根拠のあるところでトレードすれば、逆張りでも全然利益を取れます。
順張りのほうが流れが読みやすく、勝率が高いということです。
上のチャートでは、緑の線と黄色の線で下降トレンドが形成されています。
こういった相場で高勝率で利益を取れるのは、
黄色のトレンドの途中にある赤枠の部分です。
その中にある2本の陰線を取ります。
長期のトレンドの途中を短期で抜く。
そして基本的に、
「上から下まで取るわけではなく、間の値幅を取る」ということです。
基本的にはこういった考え方で、
トレンドの中の値幅を抜いていけば勝率を維持出来ますが、
応用を利かせて利益を伸ばしてもいいです。
トレンドフォローを狙うなら、
今回お話ししたような短期足でのトレードをお薦めします。
長期足でトレンドフォローを狙おうとすると、
ポジションの保有時間も長くなる上、勝率も低くなるのでお薦めではないです。
未だにインジケーターに頼って売買している人もいますが、
簡単そうに見えるという理由でそういった手法に頼るのは、
そろそろ卒業した方がいいと思います。
それで勝てるのなら特に問題はないですが、
僕が見てきた方たちは、
インジケーターを複雑に表示させればさせるほど負けている人が多かったんですよね。
例えばこんな感じです。
僕はここまでやったことはないですが、意外とこういう人が多いです。
上の画像のように極端なインジケーター表示をしていなくても、
MAにタッチしたらエントリー、交差したらエントリー、
などということを続けている人も多いです。
そんな手法をいくら勉強しても答えはありませんし、
安定してFXで稼ぎ続けるのは難しいです。
僕も最初の頃は、インジケーターに勝てる秘密があるのではないか、
と思っていた時期もありました。
インジケーターを複数組み合わせてチャートに表示させてみたりもしました。
しかし、インジケーターには勝てる秘密はなかったんですよね。
当時、何か月かトライ&エラーを繰り返し、
やっと意味がないことに気付きました。
インジケーターを表示させている人は、
ほとんどの人がそれに頼ってしまっています。
なかなか利益を出せないという人は、一度考え方を変え、
ロウソク足とラインでトレードをすることを考えた方がいいですね。