こんにちは。
長岡です。
トレードをする際、
チャートを見て複雑な動きをしているように感じてしまい、
難しく考えてしまう人がいますが、
実際のところ相場は上か下か、上昇するか下落するかしかありません。
上昇すると判断して買い注文したトレーダーたちが、
結局上昇しなかったことによって損切りの売り注文をすれば下へいきますし、
買いの勢力が弱まると、売りの勢力が強くなって下落していきます。
つまり上に行かなければ下に行くんですよね。
そういった買いと売りの攻防を見ながら、
相場がどちらに動くのかを判断していけばいいです。
今日もトレードを解説していきますね。
GBPCHFのトレードです。
こちらはGBPCHF1時間足。
チャートの中央辺りで買い勢力と売り勢力がぶつかり、
三角持ち合いを形成。
長期間もみ合った後、
黄色の上昇が発生し、上へブレイクしています。
しかし、この上昇は継続せずに一気に下落してきており、
水色ラインの下辺りでもみ合いましたが、
結局再下落して黄色の上昇の起点も下へ抜け、
全戻し状態となりました。
こういった持ち合いで上へブレイクすると、
押し目を付けて再上昇する確率が高いのですが、
結果として上昇は続かずに下落したので、
上昇していく力がなかったと判断出来ます。
今回の相場のように、
続くはずの上昇や下落が続かなかった場合、
逆へ動く確率が高くなります。
こちらは15分足。
水色の下落が発生したことによって、
黄色の上昇が全戻しされた後の相場です。
黄色の上昇の起点となったレートである、
ピンクのラインで一旦反転上昇していますが、
オレンジのラインでレジスタンスされ落とされ、
緑の下落で結局ピンクのラインを下へ抜けてきました。
ここまでの流れから、
この後強い買いが入って再上昇していくとは考えにくく、
つまり下落していく確率が高いと判断できます。
なので、さらに短期足を見て、
売るタイミングを探していきます。
こちらは5分足。
オレンジのラインからの緑の下落が発生し、
ピンクのラインを下抜けした後、
ゆっくりと戻りながらフラッグを形成しています。
フラッグ終盤の高値が戻り目となり、
その後の下落で切り上げラインを下抜けして、
下降トレンドを継続していくところです。
ここまでの相場の流れから、
上昇の勢いはなく、下落する確率が高いと考えていたので、
フラッグを下へブレイクしたところで、
このまま落ちていくと判断して売りエントリーです。
1時間足で引いた、
緑のサポートラインまでの値幅を狙っています。
フラッグをブレイク後、順調に下落していたのですが、
直近の緑の下落の安値を抜けた後、
一旦上昇し、戻り目をつけてから再下落しています。
僕はブレイク直後に売りエントリーしていますが、
ブレイク後に戻りを待ち、
白ラインから戻り売りを狙ってもOKです。
ただしフラッグをブレイクした後、
一旦白ラインまで戻らずにそのまま落ちていく可能性もあるので、
ここまでの流れで下落する確率が高いと判断出来ている人は、
フラッグ抜けで、ブレイクを狙って売ればいいです。
今回のように、
フラッグをブレイクした後の値幅を取るトレードはよくありますが、
こういったチャートパターンはエントリ―の際の根拠の1つに過ぎません。
フラッグが発生したからと言って、どんな相場でも、
そのブレイクでエントリ―していいというわけではないです。
それまでの相場の流れや、現在長期足のどこにいるのか、
長期足のどこを狙うのかということを把握し、
優位性のあるポイントでトレードをするという前提で、
チャートパターンや手法を使わなければいけません。
フラッグをブレイク後、
緑のライン辺りで利益確定しています。
緑のラインのような長期足で引いたサポートラインでは、
再度サポートされて反転する確率が高いので、
勝率を重視する人は、こういったところで決済しておいた方がいいですね。
GBPCHF ショート
エントリー 1.32270
決済 1.31866
+40.4pips